読む写真「むぎ写真」7



見上げれば今日も
空に曲がる冬の枝
張りめぐらされた神経が
いち早く何か察しようと
息をひそめ 待ち構える









びりりと痺(しび)れる感覚を
ちくりと突き刺す痛みを
掻きむしらずにおれない悶えを























赤く腫れ上がり
ちぢこまっていく一方の私と
雪が降るでもない
この青白い空との対比は
さぞかしすてきに違いない























服を着ていてすみません
寒がりなので重ね着ばかりです
でも なぜかしら
すべてを包み隠すことができません
少しでも触れたい 近づきたい
その一心で
きびしくとも あえて
はだかなところを剥き出しにします






冬枯れというけれど
実は少しも枯れていない

その末端は
かすんでも すでに 春へ と





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