読む写真「むぎ写真」8
空が見事に晴れわたる時 眺めはいくつもの物語を紡ぎ出す。 ひらべったい曇り空の時に潜んでいた輪郭が 世界に浮き立ち。 お日様が、それをなぞりだす。 既に、あらわにされたもの。 そうであっても なお高くそびえる。 その水面の上澄みが 空や森を重ね映す鏡と知った時 言葉はただの雑音になった。 群がっている人々すら、 昆虫に思えた。 神様が、住まわれているような。
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